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空き家対策

先日解体工事書類提出の為
役所へ行ってきました。
解体工事をする際分別解体が基本で解体前には市役所・区役所へ書類を作成し
提出します。
その際担当者より空き家対策のパンフレットを渡されました。
いよいよ本格的に動き出しました。
立川市でも同様に空き家相談や対策に乗り出しそうです。

空き家対策パンフレット

              

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井戸の埋戻し方

先日、不動産会社様からこんな質問をいただきました。

不動産会社のお客様
「こないださ、他の解体屋さんに井戸を埋めてもらったんだけど、
2、3日経ってみたらボッコリ沈んでたんだよねぇ。

建築の前だったから事故がなくて良かったんだけど、柿沼君のところでもこういう事ってよくあるの?」

当社ではこういった井戸の埋戻しのトラブルはあり得ません!

これはまさしく、砂や砕石で埋め戻さず、水締めも十分に行っていなかった事で起こってしまったトラブルです!!
恐らく、解体工事で出たコンクリガラ(大きめ)等を井戸の中に入れて、敷地内の残土を入れただけで、
井戸埋戻しを終えてしまったのでしょう。

これでは、井戸内に隙間が出来たままで、土だけでは十分締まりません。
当然、時間が経ったり雨が降ったりすれば、隙間の分土が沈み、そこには大きな穴が開きます。
新築したばかりの基礎に影響し、家屋が傾いたり、
せっかく植えた植木が沈み、家屋に当たり壁に傷が出来たり。

今回のお客様のケースは不幸中の幸い、大きな事故やトラブルにならずに済みましたが、
このような井戸の埋戻しの仕方は絶対にしてはいけません!!



当社の井戸の埋戻しの仕方は

①井戸フタと井戸丸(井戸内の周りを固定するコンクリートの壁)撤去
ido_01.jpg

②息抜き用パイプ差し込み(※1)
ido_02.jpg

③砂or砕石による埋戻し
ido_03.jpg

④水締め(※2)
ido_04.jpg

⑤表面に残土をかぶせて整地
ido_05.jpg


※1 息抜き用パイプ差し込み
昔から井戸内には水の神様がいると言われてきました。
古い家屋を壊して新しい家屋を建てるまでの間、この神様が息が出来るように、
また井戸内に溜まったガス等を抜く為でもあります。
このパイプを抜く時期は特に決まっていませんが、新築工事前や所有者が変わった時に撤去してあげると良いかと思います。

※2 水締め
砂や砕石を入れただけでは、粒の間に空気が残っていて十分に締まっていません。
水を流し込み、表面に溢れてきたら十分な水締めが出来たサインです。
乾いた砂だと固まらない、水を混ぜて砂団子が作れると同じような原理ですね。

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